時価総額13.5億円のアンドールという企業の分析

時価総額が低くて有望そうな企業の株を発掘しようということで、面白そうな企業を見つけました。 ジャスダック上場のアンドール(4640)です。株価は現在301円です。

CADをメインとした受託開発、ソリューションの提供、製品開発を行っている企業です。 一時期クリスアンダーソンのMAKERS―21世紀の産業革命が始まるによりMakersという単語がバズワードとなりその中で3Dプリンターが世の中を変えるプロダクトのように持て囃されました。まだ現実には3Dプリンターで世の中が大きく変わっているわけではないですが、大きな可能性を秘めていると思います。ともすると3DCAD関連のノウハウをたくさん持つこのアンドールという企業も大きく成長する可能性を秘めていると思われます。

どうもアンドールはTCSホールディングというグループ企業の中の一社のようで、MUTOHホールディングス株式会社とそのグループ会社と「CADソフト+3Dプリンタ+アプリケーションソフト」というセットでシナジーを生かしたビジネス展開をしているようです。これもまた大きな強みですね。

業績について

直近の業績は以下の通り()内は前期比。単位は百万円 平成28年3月期の業績(平成27年4月1日~平成28年3月31日) 売上高: 2722(-6.6%) 営業利益: 168(-19.8%) 経常利益: 203(-16.6%) 売上高営業利益率: 6.2%(7.2%)

一株当たり当期利益: 19.00円(29.62円) PER: 15.84 配当: 3円

今期の業績はちょっとイマイチな感じになってしまってますねー。セグメント毎に見た業績は

プロダクツ事業

自社開発のCADとかのソフトウェア・ハードウェアの販売、導入、保守とする事業です。2次元CADソフト及び3Dプリンタ全般の売上の減少に加え、仕入コストが増えた影響で減収減益となってしまったようです。う~ん、、残念。。。

売上高: 555116千円(前年同期比17.0%減) 営業利益: 64589千円(前年同期比56.2%減)

エンジニアリングサービス事業

受託開発や技術社派遣を行いソリューションを提供する事業です。不採算案件を出さないために管理体制の充実を図り、慎重な受注活動を行ったおかげで売上は若干減ったものの、利益は大幅に上がっています。素晴らしい!!

売上高: 2144189千円(前年同期比3.5%減) 営業利益: 92,201千円(前年同期比82.5%増)

不動産事業

不動産賃貸をする事業です。なんでこんな事してるのか謎な不思議な事業です。前の期とあまり変わりません。

売上高: 22,843千円(前年同期比2.2%減) 営業利益: 11434千円(前年同期比4.4%減)

以上です。エンジニアリングサービス事業の利益が大幅に改善したのは素晴らしいですね。ただビジネスとしてスケールしやすいのはおそらくプロダクツ時事業の方なのでこっちの方もどうにか頑張って欲しい感じですね。 今後は不安定なビジネスの環境が予想されるが、エンジニアリング事業の営業力強化と積極的にエンジニアの採用を推進、人員の増強 に注力していくようです。エンジニアリングサービス事業は今稼ぎ頭となっているので良い選択だと思われます。

財務内容について

財務内容については特に目立った点はないですが、無借金で更に利益剰余金だけで約10億円あり、株主資本とあわせると15億円もありかなり豊富にキャッシュがあります。

以上の事から検討した結果、アンドールは監視対象という判断にしました。今買うのはちょっとためらってしまうけど、チャンスの芽はありそうなので様子を見たいという感じです。 チャンスの芽があるとしたらプロダクツ事業がうまくいって一気にスケールする形を想定しているのですが、現状売上がシュリンクしていて見通しとしても不安があるということで様子見にしました。

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